京都おいけ 田中カウンセリング事務所

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テンメイ・かうんせらー日記ベスト選

■2005/03/14 (月) 鮭の皮はご馳走です……!!(息子談)

今となっては、昔話です。

息子が4歳のとき、妻の実家へ帰省しました。
少し言葉も喋れる様になり、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんには
久ぶりに会うカワイイ孫。

「今日はご馳走を食べようね、○○ちゃんは何が食べたい?」

ちょっと、考え込む息子。

「なんでも好きな物を買ってくるよ」と、おじいちゃん。

息子は悩んだ後に真剣に言いました。

「あのね、僕、好きな物は、ね……、鮭の皮!!!」

お茶を飲んでた私、吹き出しちゃいました。
妻は慌てて、「お肉でしょ、ほら、お肉だよね」

息子は否定するように続けました。

「あのね、鮭を焼いて、赤い身はのところに付いてる黒い皮がイイ」

「パリパリ、してるとこ」

うーん、何なんでしょう、この時の私の居心地の悪さ。
みんな笑っていましたが、私の稼ぎでは鮭の皮がご馳走か?と思われた?

もっと、子供にいいもの食べさせてあげなさい!と言われた感じ。

妻は再び聞きました。
「他にも、好きな物、あるでしょう」

息子は即答しました。

「ブリの黒いとこと、皮!」

私、自虐的な笑い顔。
我が家では、魚の身は親が食べ、皮を子供が食べているイメージ図。
勘弁してくれよ、息子よ……。

私にも立場があるんですぞ……。

その夜、食卓にはご馳走が並びましたが、息子の希望通り、
焼いた鮭も一品に加えられていたことは言うまでもありません。

「○○ちゃんは、食通だな」と、おじいちゃん。
「おいしいよ」と、皮をかじってご機嫌な息子。

子供の正直さは、時として大人をびっくりさせます。
ひょっとすると、お宅のお子さん、家庭の秘密、外でお話、しているかも?

見ていないようで、見られていますよ!
お父さん、お母さん!

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