■2006/05/15 (月) 夜回り先生は、熱い人でした。
心理カウンセラーのテンメイです。
先週、金曜日の夜、京都で「水谷 修」氏の
記念講演会があり、行ってきました。
水谷さん、と言ってもピンとこないかも?
「夜回り先生」と言う方がわかりやすいかもしれません。
何冊も本を出しています。
テンメイも読みました。
最初に読んだ時の感動と感激は、すごかったです。
子供達のために、あそこまで行動する勇気と情熱。
テンメイが尊敬する、ひとりです。
不登校、非行、リストカット、薬物……。
夜の街から、少年少女に救いの手を差しのべ、
生徒達と真剣に向き合った夜回り先生。
なぜ夜の街の子供達が、夜回り先生にだけは
心を開くのかを考えてしまいました。
講演を聞いて、感じました。
厳しくて、優しい。
鋭くって、温かい。
飾らなくて、純粋。
いつだって、真剣。
そらさないで、受け止める。
逃げないで、立ち向かう。
そして、子供達の明日を信じている。
熱いんです。言葉の一つ一つが。
大人の責任と言われた時に、ドキッとしました。
1時間ちかい講演にもかかわらず、あっという間に、
時間が過ぎてしまいました。
泣いてる人も大勢いました。
テンメイ、カウンセリングを職業としていますが、
ここまで覚悟を持っているかと、思ってしまいました。
私のことは横に置いといて……
水谷さんの著書「こどもたちへ」の最終章に、
私が好きな文章があります。
『子供はみんな花の種です。時期を待てばかならず花を咲かせます
怒鳴ったり小突いたりところで何も生まれません。
私たちにできる のは、子供の背中をそっと押すか、見守ること
だけなんです。
親たちはことばを使いすぎます。ことばはいりません。
ただ、子どもに寄り添うだけでいいんです。
哀しいときは一緒に哀しい顔をして、うれしいときは一緒に
うれしい顔をする。子どもに寄り添うというのはそういうことです』
んー、咲かせるのも大人の責任。枯らしてしまうのも大人の責任。
カウンセラーである前に、ちゃんとした大人でなければ。
さらには、子供も一人の人間として、向き合うことが出来る様に
ならなければ……。
水谷さんの生の声は熱かったです。
私に、あの熱さはあるのだろうか?
テンメイ、何かと考えることが多かった週末でした。
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